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第66回 物差しと志

合気道師範 佐々木の将人先生より

歴史は3百年、人生は100年の物差しで計ると、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は、何千、何万の人を殺めて天下を盗った。

然し何が欲しかったのか、たとえ信長であろうと、現実只今の暮らしは今の庶民の方が圧倒的にいい生活をしている。

冷暖房による快適な部屋、冷蔵庫には冷たい飲み物に食べ物、街に出れば、世界中の料理が味わえる。

殿様が乗った籠と、今の車では乗り心地にスピードは比較にならない。
その上新幹線に空を飛ぶジェット機。

いつでも人と話が出来る、線もない驚異の携帯電話、テレビは劇場を持つが如し、ラジオにインターネット等々の現代人の生活は、昔の百万石を超えている。

この現実を殿様が見たら卒倒するであろう。

それも人間の創造心から気の発見による物質文明の進歩と、金の発明による流通経済の発達のお陰である。

中でも金は国家あっての力なのに、心を計る志は、国家は互いに譲り合いで成り立つを忘れ、自己中心から金の亡者となり、国家のお陰で百万石の生活をしながら感謝もなく、思いやりの惻隠の情もなく、不平不満が多いのは、人間としての考え方、即ち人生観の物差しがないと、幸いにも地位や名誉または富を得ても主観的な生き甲斐のある幸せを感じられない。

by トーマス(2010.2.20)