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第72回 不動心を練る(なるほど)

合気道師範 佐々木将人先生

「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経で、合気道は一教!」
と、私の三十代は「合気道一筋」。
然も基本中の基本「第一教」を徹底的に稽古して、不動心を練った。

第一の教えの一教とは歩く姿からくる技で、剣道の素振りの型と同じで、お互いが右、左と素手を交叉して下ろし、相手を畳に押さえるもの。
それを「受けと投げ」が交代してやる単純な技であるが、歩き10年と言う様に、その奥は深い。

防衛大学合気道部の師範中に、この一教を一時間、休憩なしで、学生と一緒に無言で不動心を練る為に稽古した。
15分で相手が泡を吹いて倒れ、結局、私だけが、4人の学生を相手に続たことがあった。

防その時、私は40歳前後。学生は20歳前後の若者で、然も国を守るサムライになろうと志す防衛大学の学生である。

私がプロだからと言えば、それまでながら、人は教育される動物。
生まれた時は皆同じであるが、教育によって、大きな差がつく。

by トーマス(2010.8.5)